どーも!DOMO雑用係のBENです!
夏になると怪談話とか心霊現象の特番が多くなりますよね〜。
私や私の家族もその手の話が苦手でして、家で心霊番組を見る事はほとんどありません。
突然ですが、私には3人の子供がいまして、3人共それぞれ心霊番組が苦手なのですが、特に一番下の男の子は甘えん坊でとても怖がりです。動画配信サイトで怖い物を見てしまうと、おトイレに付いてきて……とか、一緒に寝ていても、どこか少しでも体がくっついていないと安心して寝れないようです。テレビを見ている時も気がつくとひざの上にのっています。そんなかわいい息子の……すみません話がそれてしまいました。
ここからのお話は、初夏の蒸し暑いある夜に私の身に起きた出来事です。
窓を開けていた
その夜は、いつもと何も変わらない少し蒸し暑い夜でした。
窓を開けると涼しい風が部屋を通り抜けます。
時計は8時をまわり夕食後の時間を、家族でテレビを見てみたり本を読んだりして、それぞれすごしていました。
一番下の子が、まだ小さいので9時には就寝します。母親も寝かしつけるために寝室へ。寝室にはベットを2つ隙間なく並べて置いてあり。ベットの周りは人が一人通れるくらいのスペースしかありません。夜な夜な、くっついて寝たい末っ子と暑いからくっつきたくない母親との就寝スペースの陣取り合戦が繰り広げられます。
この日真ん中のお兄ちゃんは、通学が近いこともあって祖父母の家に泊まっていました。居間に残った長女と私はそれぞれ自分の寝る部屋へ移動しました。
長女と私の部屋はそれぞれがベランダに面した部屋で、ベランダへ出られるように掃き出しの窓が付いています。窓は両部屋共に開け放っていました。窓からの涼しい風が通るようにそれぞれの部屋のドアは開けていました。
私は寝転がり手元灯をつけて読書をしていました。末っ子の寝室はすでに明かりが消え寝静まっています。しばらくすると娘の部屋の明かりも消え寝たようでした。
何の音だろう
ふと気がつくと手元灯が明るいまま。どうやら本を読んでいる途中で、寝落ちしてしまったようです。
最近よくこれで怒られます。
近くにあったタブレットの電源を入れ時間を確認すると夜中の3時を少し過ぎたあたりでした。のどが乾いたのでキッチンで水をのみ、再び寝室へ。こんどはちゃんと手元灯を消してウトウトとしていると。
ペタッ ペタッ ペタッ という音がしてきました。
その音はじょじょに大きくなり、私の寝ている部屋へ近づいてきます。
ペタッ ペタッ ペタッ ペタッ ペタッ
私の寝ている横で音が止まりました。肌が泡立ち、怖くて目があけられません。
窓から侵入者?
この時間だし、もしかして……
頭の中には嫌なことしか思い浮かびません。
ずっしり重い
すると私の腰のあたりにずっしりとした何かが乗っかってきました。太もものあたりをギューとものすごい強さで何かが突いてきます。
これはただ事ではないと、そのなにかを捕まえて、その間に皆を逃がそうと意を決して目を開けることにしました。
ぱっと目を開けると……
そこには末っ子が………!!!
私の体にかかと落としをしてきたり、足の親指一点に力を込めてギューと押してきてみたりしていました。もちろん本人は寝ています。なにかに触れていないと安心して寝れないのを良いことに執拗に足を押し付けたり乗っかってくるのです。
しばらく戦っていたのですが、就寝スペースの陣取り合戦に敗れました。
あきらめて居間へ布団を敷きそこで寝ることにしました。ふと寝室を見ると、妻も陣取り合戦に敗れ、ベットと壁の間に布団を敷き、倒れるように寝ていました。末っ子は母親を見失い、父親にたどり着いたのでしょう。ベットは2つ空いたまま。。。
居間の布団でウトウトしていると。
ペタッ ペタッ ペタッ ペタッ ペタッ
私の隣にバタッと倒れ込むように末っ子が。
私はどうやらロックオンされてしまったようです。
その後布団を移っては末っ子が ペタッ ペタッ ペタッ ペタッ ペタッとやって来ます。
朝まで幾度となくそのやり取りがありました。
翌朝その事を話すと、奥さんは毎晩のように末っ子とこのやり取りが有るようで寝れないと嘆いていました。母は偉大です。
末っ子への誕生日プレゼントはきっとこの中から選ぶことになるでしょう。
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