安藤サクラから目が離せない

コピーライター
どーもー! DOMOコピーライターのセキネです。 最近、安藤サクラから目が離せない。ここひと月くらい、1日1回は安藤サクラのことを考えている。なぜだ? それは僕にもわからない。が、たぶん安藤サクラの関係者以外で、全国で100番目くらいに安藤サクラのことを考えているとは思う。安藤サクラ。安藤サクラ。安藤サクラ。めんどくさいんで、以下、サクラと呼ばせてもらおう。

はすっぱ女王サクラ

ゆとりですがなにか

写真出典:「ゆとりですがなにか」公式HP

 

サクラを意識し始めたのは、確か2年前にドラマ「ゆとりですがなにか」を観た時だ。サクラは、岡田将生演じる主人公の恋人で、なおかつ仕事では彼の上司という役。難しそうな役どころだ。ところがサクラは際立っていた。岡田はじめ松坂桃李、柳楽優弥、太賀ら人気の若手俳優が居並ぶ中にあって、ズバ抜けた存在感、安定感。演じている、ということを感じさせないリアルな演技で「この人、本物」と素直に思った。

ここから僕のサクラチェックが始まった。サクラの出ている作品なら面白くないはずがない。そんな確信をもって番組欄をチェック、チェック、チェック!  

ママゴト

写真出典:「ママゴト」公式HP

 

で、次に出会ったのがNHK-BSのドラマ「ママゴト」。観始めた瞬間、もう小躍りしたくなりました。だってサクラがその役柄にドはまってんだもの。地方都市にある場末のスナックのママの役なんだけど、ガサツ、けだるい、だらしない、その「はすっぱ」ぶりがハンパない。「ゆとりですがなにか」のデキる女も良かったけれど、こういうはすっぱな女を演じたら右に出る者はいないと思う。サクラ、あなたは、はすっぱの女王だ!!(※ここでいう「はすっぱ」とは、このドラマのキャラクターのことであって、スナックのママという職業の人がはすっぱだということではありません。筆者注)

 

写真出典:「ママゴト」公式HP

サクラ演じる映子は、はすっぱだけど、根はいい女。最後は泣かせます。

  

万引き家族

 もちろん観ましたよ。映画「万引き家族」。今回の役どころも、はすっぱ(というか、それ以前に犯罪者なんだけど)。やっぱサクラはこうでなくっちゃ。影がないとね。あのちょっと腫れぼったい目を上目遣いにしながら、「秘密バラしたら絶対殺す」とか恐ろしいセリフもサラリと吐いてしまう。いわば狂気を秘めたはすっぱ。ま、それも「家族」に対する情愛の裏返しとも言えるんだけど、業を背負って生きていくことを決めた人間の覚悟というか「強さ」を僕はみました。それでこそサクラ。芯が通ってんの。 

写真出典:「万引き家族」公式HP

サクラ演じる信代は、はすっぱだけど、情愛の深い女。最後は涙。

  

百円の恋

写真出典:「百円の恋」公式HP

 はすっぱの女王・サクラの真骨頂といったら、映画「百円の恋」でしょう。遅ればせながら、ついに先日DVD借りて観ました。30過ぎて引きこもり。ヨレヨレのジャージ着て、ボサボサの髪は毛先だけ金髪。一日中テレビゲームに呆けて、スナック菓子ばっか食って体もブクブク。もうそのはすっぱな生活感といったら!! これぞベスト・オブ・はすっぱ! ブラボー、はすっぱ‼ ブラボー、サクラ!!! ところがサクラ、ボクシングを始めてから変わっていくの。いや、はすっぱな性格自体はそんなすぐには変わらないんだけど、本気(マジ)でボクサーになると改心してからのサクラは、もう惚れ惚れするくらいの突き抜けよう。勤め先の深夜のコンビニでシャドーボクシングやるシーンなんか、もうノリノリで、「おい、ロッキーかよ!牛肉叩くのかよ!」と思わずツッコみたくなったし、ブクブクだった体を一気に締め上げたその役者魂なんざぁ、レイジング・ブルのデ・ニーロも真っ青。サクラ、これでアカデミー賞獲りました(日本のだけど)。 

写真出典:「百円の恋」公式HP

サクラ演じる一子(いちこ)は、はすっぱだけど、目標みつけて努力する女。最後は、やっぱ泣く。

  

最後に

そんなサクラを10月からは毎日NHKの朝ドラで観られる〜〜♫ もう楽しみで仕方ない僕。いま「半分、青い。」を観てても、心はどこか次期「まんぷく」に…惜しむらくは、今度のサクラの役柄が、どうやら「はすっぱ」ではなさそうだということ。でもまあ、それもよかろう。半年間、国民に愛される女優としてさらなる実力を培い、いつの日か、ますますパワーアップしたはすっぱをみせてくれるはずだから。それが、サクラだから。   

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