捨てられない雑誌

広告批評コピーライター

どーもー! DOMOコピーライターのセキネです。

たしか中学生の頃、「将来は雑誌の編集者になりたい」
なんて夢を抱いていたこともあったような。
結局、当たらずといえども遠からずな職業(?)に就いたわけで。
人生の方向性って、やはり10代である程度決まっちゃうものなのでしょうか。

さて今回は、どうしても捨てらんなくて、
ずっと手元に置いてある懐かしい雑誌を紹介します。

 

ノーサイド

 

ノーサイド 1995年10月号(文藝春秋) ※現在休刊

日本酒、男の料理、鬼平など、
比較的中高年向けの渋めのテーマを毎月丁寧に取り上げていました。
この雑誌があって「サライ」が生まれたのかなぁ…と勝手な想像。

 

 

ノーサイド ノーサイド 1995年10月号(文藝春秋) ※現在休刊

岡本一宣さんのアートディレクションによるデザインも美しい!

 

 

エスクァイア

 

エスクァイア 日本版 1988年11月号(ユー・ピー・ユー) ※現在休刊

僕にとって永遠の「カッコいい雑誌」です。
約20年間刊行されたエスクァイア日本版、
個人的には木村裕司さんがアートディレクターを務めた初期の頃が好きでした。

 

エスクァイア 日本版 1988年11月号(ユー・ピー・ユー) ※現在休刊

ハイブローな世界観、洒脱な文章、インパクトのある見出し……
自分にないものを、この雑誌からたくさん学びました。

 

 

Pen

 

Pen 2004年10月15日号(阪急コミニュケーションズ) ※現在は株式会社CCCメディアハウス発行

映画、雑誌、文字、広告、江戸、ジャズ……
「◯◯のデザイン」というシリーズがおなじみの雑誌です。

 

 

Pen 2004年10月15日号(阪急コミニュケーションズ) ※現在は株式会社CCCメディアハウス発行

写真が多用され、資料としても保存しておきたくなります。
シンプルで整然としたグリッドレイアウトも好み!

 

 

TITLe(タイトル)

 

タイトル 2003年12月号(文藝春秋) ※現在休刊

この号のテーマは「ディスコ・カルチャー完全ガイド!」。バブル世代にはハマりました。

 

 

タイトル 2003年12月号(文藝春秋) ※現在休刊

「iPod」の見開き広告。初めて目にしたときは驚いたなぁ。
いま見ても斬新です(って、雑誌の内容には関係ないですね。。。)

 

 

絵本工房 Pooka

 

絵本工房プーカ 2003年vol.1(学習研究社) ※現在休刊

絵本に関するエッセイや写真などを紹介した雑誌です。
中綴じの絵本や世界の絵本事情など魅力的なコンテンツ盛りだくさん。
表紙が100%オレンジのイラストで、これはもう捨てられない!!

 

 

絵本工房プーカ 2003年vol.1(学習研究社) ※現在休刊

100%オレンジの連載コーナー「思いつき百科辞典」。
イラストのシチュエーションがけっこう笑えます。

 

 

BRUTUS TRIP

 

BRUTUS TRIP 2007年創刊号(マガジンハウス) ※現在休刊

ブルータスの姉妹誌として刊行されたムック。
取り上げるテーマもさることながら、
デザインがとにかくアバンギャルドで、いやぁ、びっくりしました。

 

BRUTUS TRIP 2007年創刊号(マガジンハウス) ※現在休刊

表紙の「背」の部分がむき出しで、最初は不良品かと思った(笑)。

 

 

和樂

 

和樂 2013年10月号(小学館)

これはそんな昔でもないですね。
創刊後しばらくは「家庭画報」のような高級女性誌といったイメージでしたが、
ある時から、美術、茶道、歌舞伎などテーマを「日本の伝統文化」に特化して
快進撃を続けている人気誌です。

 

和樂 2013年10月号(小学館)

アートディレクターは木村裕司さん。やっぱりデザインが、美しい。。。

 

暮しの手帖

 

暮しの手帖 2009年4-5月号(暮らしの手帖社)

はい、ご存じ・とと姉ちゃんの雑誌です。この1冊を取っておきたい理由は…

 

 

暮しの手帖 2009年4-5月号(暮らしの手帖社)

 

2010年春、僕は福島県いわき市にある
丸源水産食品さんという会社を訪れました。
全国各地の物産展でも人気の「縄文干し」という干物の取材をするためです。
話を伺った社長(当時)が、穏やかな人柄でホントにいい方でした。
ひと通り取材が終わっておいとましようとしたとき、
「『暮しの手帖』でも紹介されたんで、これ持って行きな」と
くださったのが、この1冊です。

 

その約1年後、東日本大震災が起き、
会社は津波で大きな被害を受けました。
設備の被害と原発事故の影響とで休業が続く中、
社長は病気で亡くなったそうです。
お会いしたのは、あの取材の日のわずか数時間だけでしたが、
なぜかずっと心に残っていて、
この「暮しの手帖」も、いつまでも残しておきたいと思うのです。

 

縄文干し、2015年に復活!! 先代社長の奥様と息子さんが会社を継がれたようです。

縄文干しの丸源水産 EC本店 powered by BASE

 

 

最後に

 

ここ数年で老眼が一気に進みました。
最近は本や雑誌を読むのがおっくうになっています(泣)。

コピーライターなのに、そんなんでいいのか!!!
と自戒の念を込めて、今回は雑誌について書いてみました。

 

そして最後に、この1冊。


広告批評 2009年4月 最終号(マドラ出版) ※現在休刊

これはやっぱり捨てられません。

 

 

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